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DTMアプリ Propellerhed Reason Compact 2.0 の使い方レビュー!
こんちゃ、2019年5月23日に待望のReason Compactが2.0にアップデートされました。アップデート内容を簡単に説明すると、ドラムモジュール RYTK とベースモジュール monotone が追加されました。一瞬、EUROPAがきえたのかと思いましたがメイン画面も一新されて段々とReasonのラック画面に近くなって来ましたね。今後のモジュール追加もこれでイメージしやすくなりましたね。バージョン2.0からIpadでは横画面のみの対応となっているので縦画面は使用できなくなっておりIphoneは、縦画面のみの仕様となっています。
Reason Compactとは
基本的にPC用のReasonのモバイル版という位置ずけになっていますが、このReasonCompactで楽曲を1曲制作することは、現段階のバージョン2でも難しいと思います。あくまでもパートやフレーズなど最大8小節までの作曲が可能で完成したパートやフレーズなどは、PCのReasonni取り込んで曲を仕上げていくという形になります。ただ今後展開は、まだ分かりませんのでシーケンス部分も強化される希望はあると思います。
楽曲1曲をIpadで制作したい方はKorgのGadgetなどを購入された方が良いと思います。
課金要素
課金要素は、モジュール部分1200円と音色120円とEUROPAと同じ課金仕様になっているみたいですね。課金しなかったからと言っても使用できない訳ではないので安心してくださいモジュールの方は、DEMOとして使用可能ですがやたらとダイアログが表示されます。音色の方は、課金しないと使用できませんが基本RYTMIKが18音色、MONOTONEが30音色無料で使用できます。
ドラムモジュールの有料PACKは金額が120円でQuirkKid、AcidTranceの2種が販売されています。
ベースモジュールのMONOTONEは、同じく120円でWideVariety、Mystical、StereoBlastの3種類が有料配信されています。
まあ、無料版の音に飽きたら金額も安いので購入してもいいかも。
RYTMIKの使い方
今回、新しく追加されたドラムモジュールRYTMIKの使い方は、基本的UIは、EUROPAと同じなので特に迷うことはないと思いますがこのドラムモジュールだけシーケンスデータがあらかじめ4種類追加されている所が他と違う所ですかね。
RYTMIK UI(ユーザーインターフェイス)
基本的に分かりやすいユーザーインターフェイスになっていると思います。大体の操作性は、こんな感じです。
- ラック画面に戻ります。
- メニュー画面が表示されます。テンポ、スケール、メトロノーム、LoopLengthを設定できます。
- ドラムKIDの変更ができます、ここのは、購入した大元の音源KIDになります。
- リアルタイム録音ができます。オーバーダブ方式なのでループしていると重ねて録音されます。
- 再生です。
- シーケンス画面が表示されます。ここで打ち込むことが可能です。
- 保存しているシーケンスを削除できます。
- PAD部分で選択した音源を変更できます。
- 右にスライドさせるとENVELOPE、EFFECTS、DELAY、REVERBなどのパラメーターを変更できます。
- 8つのPADが用意されています。
- ドラムKIDの音源を変更できます。
- テンプレートシーケンスを呼び出せます。Current、Cillwave、DeepHouse、EDM、HipHop、House、Synthwave、Techno、Trap 9種類のテンプレートが用意されています。
- 1小節から8小節までの選択ができます。
- 1/16、1/32、1/12、1/24のビートを選択できます。データ領域の分割数が変わります。
- Undo、Redo
RYTMIK 打ち込み方法
RYTMIKの簡単な操作方法や打ち込み方法をご紹介します。
0.まずは新規プロジェクトファイルを作成 NewProjectをタップ
1.RYTMIK画面を表示させてまず始めに大体のTempを決めましょう。
2.小節数(1小節、2小節、4小節、8小節)を決めましょう
3.リズム音源やリズムKIDを選択する
4.シーケンス画面でリズムテンプレートを選択する。
左下のテンプレートアイコンをタップしてテンプレートを呼び出します。
テンプレートが表示されるのでイメージにあったテンプレートを選択
※シーケンス画面の拡大縮小は、ピンチインピンチアウトで出来ないため今後のアップデートに期待しています。
簡単にリズムを制作することが可能です。
MONOTONEの使い方
今回、追加されたベースモジュールMONOTONEは、音作りのパラメーターは違うがシーケンサー部分やUIは、ほぼEUROPAと同じなので詳しい説明は省きますが簡単なUIを紹介します。
MONOTONE UI(ユーザーインターフェイス)
- Globalメニューは、他の音源と同じです。
- パラメータ部分は、OSCILLATORS、FILTTER、AMPLIFIER、ENVELOPEの4つのパラメーターが変更できます
- 鍵盤部は、拡大縮小できないのでメロディーをリアルタイムで録音するのは、厳しい。IPADならできそうですがMIDI鍵盤を購入した方が良いです。
- 音源部は左右で音源を変更できます。名前部分をタップしたら購入した音源などを呼び出せます。
シーケンサー部分などは、EUROPAと同じなので過去記事を参考にしてください。
Reasonに取り込む方法
ReasonCompactで制作したデータはPC用のResonに取り込むことができます。まず、Reason CompactからExportできるファイル形式がResonファイルの.relt、次に音色データの.repatch最後にwavファイルの3種だ。WAVファイルは、16bit 44.1Khzになる。保存は、iPhone、MacユーザーならiCloudが一番いいと思う。直接AirDropでMacのデスクトップにコピーも可能です。Dropboxなども保存先にできる。3種ファイルをPC版Reasonに取り込んでみたが問題なく動作する。ちなみにReason Compactでは、取り込みができないのでエクスポートのみになる。
1.まず、右上のメニューをタップしてSettings画面のExportをタップ
2.Exportとするファイルの種類を選択 Reson10は、.reltファイル SoundFileは、waveファイル(16bit 44.1KHz) Sound presetは、.repatchファイル
3.保存先を選択。AirDropで直接Macにコピーも可能です。DropBoxやiCloudにも保存はできます。
4.保存したファイルをReaonで開けば編集可能です。
5.Reson で開くとデータが移行されている。
Reason Compact V2.0 まとめ
全体的に見てなかなか良いアップデートだったと思います。今後モジュールが追加されていくイメージやモバイル端末でのResonCompactなどの使い方など、まだまだ細かい部分で不満はありますが期待しています。使用してみて思ったのですが、PCのResonユーザーが主なユーザーになりますがRYTKとMONOTONEが追加されたことによってResonCompact単体でも仕様場面によっては完結できる。映像のバックミュージックなど結構簡単に制作できるのは、驚きでした。なんせRYTKのテンプレートリズムトラックがかなり簡単に制作できるようにしているところが良い。
また、Ableton Linkを使用すればGadgetとも同期が取れます。Cubasisは、Ableton Linkを使用しなくてもInter-AppでEuropaやRytmik、Monotoneを呼び出すことが可能です。(ちょっと動作が不安定ですが)
Reason Compact 無料アプリダウンロード
Reason Compact - Make Music 4+ Propellerhead Software AB
※アプリ内課金があります
※どちらかの端末で課金したらAppleID紐付けなので片方の端末も反映されます。アプリを起動し直すと反映されます。
最後まで読んでいただき有難うございます。この、紹介記事が良ければGoodボタンfa-thumbs-o-upをよくない場合はBadボタンfa-thumbs-o-downをお願いします。
enjoy music!
デワデワ